溶接作業中にありがちな失敗トップ10
溶接って、やればやるほど奥が深いし、ちょっとした油断が大きな失敗につながることもありますよね。今回は、溶接作業中にありがちな失敗トップ10をまとめてみました。ベテランの方も初心者の方も、「あ〜、あるある!」と共感してもらえるはずです。では、さっそくいってみましょう。
まず最初にありがちなのが、電流設定ミス。これは本当に多いです。材料の厚みに合っていない電流で始めてしまうと、溶け込みが浅すぎたり、逆に貫通してしまったり。特に初心者のうちは、設定を確認せずに「たぶんこれくらいでいいだろう」と始めてしまいがちです。
次に多いのが、アースの取り忘れ。これ、意外とやっちゃうんですよね。アースがしっかり取れていないと、アークが安定しなかったり、最悪の場合は機械が故障することも。作業前のチェックリストに入れておくと安心です。
それから、溶接面の曇り。作業中に「なんか見えにくいな」と思ったら、だいたい面が曇ってます。特に夏場や湿度の高い日は要注意。視界が悪いとビードもガタガタになりがちなので、こまめに拭くか、曇り止めを使うのがオススメです。
また、トーチの角度ミスもよくある失敗のひとつ。角度が合っていないと、ビードが片寄ったり、スパッタが飛び散ったりします。特に狭い場所での作業では、無理な体勢になって角度が崩れやすいので注意が必要です。
次に、ガスの出し忘れ。TIGやMIG溶接では、シールドガスが命。ガスが出ていないと、酸化してビードが汚くなります。ボンベのバルブを開け忘れていたり、ホースが外れていたりすることもあるので、作業前の確認は必須です。
それに関連して、ガス流量の設定ミスもありがちです。流量が多すぎるとガスが無駄になるし、少なすぎると保護効果が不十分になります。適正な流量を把握しておくことが大切ですね。
さらに、溶接棒の選び間違いもよくある話。材料に合っていない棒を使うと、強度が出なかったり、割れやすくなったりします。特に種類が多いステンレスやアルミでは、間違えやすいので注意が必要です。
そして、作業中の姿勢が悪くてビードが乱れるというのも、よくあるパターン。無理な体勢で溶接すると、手元がブレてしまい、結果的に仕上がりがイマイチになります。できるだけ安定した姿勢を取ることが大事です。
また、母材の汚れを落とさずに溶接してしまうのも失敗の原因になります。油やサビが残っていると、アークが不安定になったり、スラグがうまく剥がれなかったりします。ちょっと面倒でも、前処理はしっかりやりましょう。
最後に、冷却不足による歪み。連続して溶接しすぎると、熱がこもって材料が歪んでしまうことがあります。特に薄板では顕著なので、適度に冷却時間を取ることがポイントです。
というわけで、溶接作業中にありがちな失敗を10個ご紹介しました。どれも「うっかり」で起こることが多いので、ちょっとした意識で防げるものばかりです。失敗を笑い話に変えつつ、次に活かしていきましょう!

